中高年の求人状況
現在は不景気の影響で、多くの企業は人を採用することよりも、むしろ減らすことの方に熱心です。
こうした中で中高年の就職に関してはそうとうに厳しい現実が待っていることは、あらかじめ覚悟しておかなければなりません。
しかし中高年の求人状況を厳しいものにしている、そもそもの原因とはどのようなことなのでしょうか。
その原因を探ることで就職に関する高いハードルを飛び越えるヒントがつかめないものでしょうか。
多くの企業が中高年の採用に対して二の足を踏む原因はいくつかあげられますが、まずは賃金を相応の高い金額に設定しなければならないということがあります。
しかしこれはむしろ企業側ではなく、中高年の求職者側が勝手に想定している場合が多いのです。
中高年にあって若者にはないもの、それは長い時間をかけて積み上げられたスキルであり、仕事のこなし方であり、人との交渉の仕方など、ひじょうにたくさんのものがあります。
中高年を採用する場合はこうした即戦力を活かすことができるため、実際にはメリットが大きいのです。
しかし中高年の場合には家族があり、老後に備えて貯蓄もしなければならず、こうした思いが年収などに対する過剰な執着の原因となっているのです。
たとえ最初は低い賃金であっても、本当に優れたスキルを持つ人材であれば、企業側はすぐにそれを感じ取り、昇級などの形で応じるでしょう。
次に中高年の就職を阻むものとしては、健康面でのリスクがあります。
しかしこれは若いものであっても自己管理がしっかりと行われていない場合には同じリスクがともないますので、さほど心配するにはあたりません。
また中高年を採用することによって、上司の方が年齢が若いという状態になり、指揮系統がスムーズに機能しないという懸念があります。
しかしこれも、企業の思い込みです。
本当に必至で職を探している中高年者にとっては、自分に指示を与える人物が年若であろうとなかろうと、そのようなことはどうでも良いことです。

